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2018年03月7日
ギターとは・・・
世界中で最も普及している弦楽器と言っても過言ではありません。
ひょうたんのような共鳴胴(ボディー)に棹(ネック)を付け、弦を6本(7本や12本等もあります)張った撥弦楽器(弦を弾いて音を出す楽器)のことを一般的には指し、ヨーロッパで発祥以後、その手軽さから世界中に普及し様々なバリエーションが生まれました。指やピックなど演奏法も色々あり、演奏されるジャンルによって特化したものも含め、細かく分類すると何十・何百という種類があると言われます。
クラシックギター
ギターの歴史で最も古くからあるギターで、昔は羊の腸(ガット)で作られた弦を使用していた為『ガットギター」と呼ばれていた事もありました。
現在は4~6弦には鉄の巻弦、1~3弦にはナイロン製の弦が使用されています。
長い伝統により基礎の確立された楽器で、しばしば様々な弦楽器の基礎としても使用されます。
胴は木製(ハカランダやマツ等)で、指で弾く繊細な音を響かせる為に、素材は可能な限り薄く、胴の空洞は大きく作られています。
フォークギター・アコースティックギター
正式にはフォークギターですが、エレキ(電気)ギターと区別する為、アコースティック(生の)ギターと呼ばれる事もあります。
主にピックを使用した「ストローク」と呼ばれる技法での伴奏楽器として発達したギターですが、最近は「フィンガーピッキング」というクラシックギターの指を使用した奏法も取り入れられ、その技法も独自に発達しています。4~6弦は鉄の巻弦、1~3弦にはスチール製の弦が使用され、胴は木製です。
エレキギター
エレキ(電気)を使うことにより音量の増加・音色の操作を可能にしたギターで、今やロックやポップス等の世界では欠かす事の出来ない楽器となりました。
4~6弦は鉄の巻弦、1~3弦にはスチール製の弦が使用され、音を増幅させる為の「ピックアップ」が内蔵されています。アンプを使って音量を増幅させているので、電気を通さない状態ではほとんど音が鳴りません。
ベースギター
ギターの低音楽器です。弦は4本で、全て鉄の巻弦が使われています。ギターの3~6弦の1オクターブ低い音が出るようになっています。
フラメンコギター
スペインのジプシー達が「フラメンコ」を演奏する際に取り入れ、独自に発達したギターです。素材はクラシックギターとほぼ同じものが使われていますが、「ラスギャード」と呼ばれる独自のかき鳴らす技法や、細かいリズムの要求される音楽性の為、音の立ち上がりが早くなるよう胴は薄く作られ、表面板には「ゴルペ板」と呼ばれる木製やプラスティック製の板が貼られています。
ギターの歴史
ギターの歴史を辿っていくと、原点はエジプトの「ウード」という楽器に行き着くと言われます。
ウードは歴史上最も古くから伝わる弦楽器で、すべての弦楽器の原点とも考えられており、そのきらびやかな外見と相まってしばしば「弦楽器の女王」とも呼ばれている楽器です。
ウードを基とした弦楽器は様々に形を変えてアラビア地方の広い範囲に普及し、やがて10世紀前にはアッシアからアラビアを経て進行していったサラセン軍によってヨーロッパに持ち込まれ「ビウエラ」という楽器へとなりました。これがヨーロッパ各地に伝わりギターの原形となりますが、この頃は大きさも弦の数も地域によってまちまちでした。
一方、ササン朝ペルシアで用いられていた「バルバット」という楽器が中世ヨーロッパに伝わって「リュート」が生まれ、ルネサンス期からバロック期までの間、広く使われ全盛期をむかえます。
現在のギターに奏法も形も近いこのリュート(ギターとは伝わった経緯などから別系統の楽器と考えられています)の影響を強く受けながら形を変えていき、19世紀初期にはおそらく最も多くの種類のギターが作られていました。そして後、アントニオ・デ・トーレス・フラドによって現在のギターの基盤が完成されたのです。
ギターの種類
クラシックギター
19世紀に入り、フェルナンド・ソルやマウロ・ジュリアーニ等の作曲家達によってギター曲が盛んに書かれたことにより、ギターはヨーロッパで急速に普及します。
この後19世紀末期に一時衰退を見せますが、アントニオ・デ・トーレス・フラドによって現在のギターの構造が完成し、新しいトーレスタイプのギターを使ってアンドレス・セコビアが精力的に演奏活動を行ったことにより全盛期を迎えます。
トーレスの制作したギターは6本の弦を持つ特徴・共鳴胴の構造等、現在使われているギターの基盤となる物であり、トーレス以後のギターを「モダンギター」、それ以前のギターを「19世紀ギター」として、現在では大きく区別されています。 今では、これらの構造を引き継ぐものを総称して「クラシックギター」と呼び、4~6弦には鉄の巻弦(繊維に細いピアノ線を巻いたもの)、1~3弦には主にナイロン製の弦が使用されています。昔は羊の腸(ガット)で作られた弦を使用していた為「ガットギター」と呼ばれていた事もありました。
マティオ・カルカッシに代表される優れた演奏家たちによって教則本等も沢山書かれており、これらは様々な種類のギターにおいても基礎を学ぶうえで大変重要視されています。 胴は木製(ハカランダやマツ等)で、指で弾く繊細な音を響かせる為に、素材は可能な限り薄く、胴の空洞は大きく作られています。
フォークギター
大まかな構造はクラシックギターに準じますが、1~3弦にはナイロン弦の変わりに鉄弦(スティール弦)を張り、その大きな張力に耐える為にネックやボディー等に改良が施されています。
大きさや形に様々な種類があり、ボディーの小さい物をフォークギター、大きい物をウエスタンギターまたは世界最大と言われた戦艦の名前よりドレッドノートタイプ等と呼びわける事もあります。
日本では「アコースティックギター」という名称でしばしば呼ばれますが、アコースティックとは「生の(電気を使わない)」等の意味で、本来はクラシックギター・フォークギターその他、「エレクトリック(電気)」の構造を持たないギターの相称です。 主にフォークソングを、ピックを使用した「ストローク」という技法によって演奏されていたためフォークギターと呼ばれますが、近年は指を使ったクラシックギターの技法も「フィンガーピッキング」として盛んに取り入れられ、その演奏技術も独自に発達しています。
エレクトリックギター(エレキギター)
ギターが様々なジャンルに取り入れられるようになり、音を電気信号化することで音量の増大、音色の多様化を図ったものです。 従来までの共鳴胴で音量を増やす構造とは別に、楽器に取り付けられた「ピックアップ」によって信号化された音を「エフェクター」と呼ばれる機器で加工・アンプで増幅するといった構造を持ちます。
ギターのピックアップは、弦が鉄で出来ている事を利用し弦の振動を電磁石によって電気信号化する装置で、その歴史については様々な説がありますが、20世紀初期にギブソン社のロイド・ロアーが発明したというのが有力な説だと言われています。 ピックアップを内部構造にもつエレキギターは大きく3つ、フルアコースティックギター・セミアコースティックギター・ソリッドに分類されます。
従来通り楽器本体に共鳴胴の空洞で音量を増加させる構造を持ったギターに、ピックアップが内蔵されているものをフルアコースティックギター、反対にボディーが1枚の板で作られていて、共鳴する空洞が無いものをソリッド、中間の特徴を持ったものをセミアコースティックギターと呼びます。
最初に登場したのは、ジャズやブルースで使われていたギターにピックアップを取り付けたフルアコースティックギターで、ギターの取り入れられるジャンルが広がっていくに従い、セミアコースティックギターやソリッド等、より音色を機器類に依存出来る構造になっていったと言われています。
ベースギター
ギターの低音楽器の相称で、ピックアップによるエレクトリック構造を持ったものをエレクトリックベースギター、アコースティックで共鳴胴が大きく、立てて演奏するものをウッドベースと呼ぶなど、種類も呼び名も様々です。
弦は4本で、全て通常のギターで使われるものより太い鉄の巻き弦が使われています。非常に強い張力をを持った弦の振動に耐える為に、ボディーやネックなど、通常のギターよりひと回り大きく作られているものが一般的です。
ギターの3~6弦の1オクターブ低い音が出るようになっており、多くのジャンルで音楽の低域を支える役割を担っています。
フラメンコギター
スペインのジプシー達が「フラメンコ」の伴奏楽器として取り入れ、発達したギターです。
構造はほとんどクラシックギターと同じですが、「ラスギャード」と呼ばれる独自のかき鳴らす技法や、細かいリズムを要求される音楽性の為、音の立ち上がりが早くなるよう共鳴胴はクラシックギターより薄く作られ、表面を保護する「ゴルペ板」というプラスティックまたは木製の板が張られています。
ギターの構造
多くの種類のギターでは6本(複弦の場合は6コース)の弦が張られ、構えた時に一番下になる弦(一番細い弦)から順番に1弦、2弦…と呼ばれています。弦や本体の素材や構造等は、種類によって様々なものがあり、奏法以上にそれぞれの音の特徴を表す要素となっています。(ギターの種類参照)
ギター各部の名称
[左図]アコースティックギター上から [右図]エレキギター下から
[左図]クラシックギターヘッド部分
2018年03月7日
バイオリンの歴史
バイオリンの起源については、はっきりしたことはいまだにわかっていません。そもそもバイオリン黎明期である16世紀当時において「バイオリン」や「ヴィオール」という言葉が何を指すのかに関してもあいまいな点があります。
バイオリンが世に登場してきたのは16世紀初頭と考えられており、現存する最古の楽器は16世紀後半、それ以前にも北イタリアをはじめヨーロッパ各地の絵画や文献でバイオリンが描写されています。
現存楽器の最初期の製作者としてはガスパーロ・ディ・ベルトロッティ(通称ガスパーロ・ダ・サロ)、アンドレア・アマティ、ガスパール・ティーフェンブルッカーが有名で、当時は舞踏の伴奏など、世俗音楽用の楽器として考えられていました。
17~18世紀にはニコロ・アマティ、ヤコプ・シュタイナー(英語版)、ストラディバリ一族、グァルネリ一族など著名な製作者が続出、特に卓越していたのがアントニオ・ストラディヴァリとバルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェスであり、彼らを超える名器はいまだに生まれていないと言われています。
ヴィオール属とはいくつかの相違点が挙げられますが、力学的に改良が施されて音量・音の張りに大きく向上が見られ、音楽文化の中心が宮廷サロンから劇場・ホールに移るにつれ、弦楽器においてこれまでになく大きな響きを持つバイオリンはクラシック音楽を形作る中心となっていきます。
弓が現在のような形になったのは本体よりもう少し遅く、18世紀末です。最初は半円形、つまり武器の弓に似た形状でしたが、技術的要請から徐々に改良され、ヴィオッティ、フランソワ・トルテ(タート)らによって完成を見ます。
本体も多少の変化を迎えています。まず、演奏される曲の音域が増加するのに伴い指板を延長。また、より高いピッチに対応するためネックが後ろに反り、駒がより高くなりました。18世紀以前に作られた楽器のほとんどは現在そのように改良されており、これらを「モダン・バイオリン」、修理を受けず原形を保っているものを「バロック・バイオリン」といいます。
現代においてつくられたバイオリンであっても「バロック・バイオリン」の形であればそう呼ばれます。
但し、特にイタリア製において、名ヴァイオリン製作者が作製したヴァイオリンを製作時期によって「オールド(1700年代後期まで)」「モダン(1800年位から1950年位まで)」「コンテンポラリー(1950年位以降)」と分類して呼ぶこともあります。
現在では、音響を電気信号に変えるエレクトリック・アコースティック・バイオリンや、弦の振動を直接電気信号に変えるエレクトリック・バイオリンも登場し、様々なジャンルでの活躍も見られるようになりました。
2018年04月4日
パーカッション
パーカッションとは・・・
パーカッションとは、英語で「打撃」という意味です。
本来はドラムセット等を含めた「打楽器」全般を指しますが、ポピュラー音楽ではドラムセットに組み込まれる打楽器とは区別して使われます。
打撃音によってリズムを出す構造の楽器がほとんどで、動物の骨を叩いたり擦ったりするだけのものも含め、その種類は大変豊富です。また構造が原始的なためにその歴史も古く、世界各地で最も早くから生まれた楽器だといわれています。
主なパーカッションの種類
コンガ
キューバを代表する打楽器です。正式には「コンガ」はキューバ音楽で使われるリズム名のことで、現地では「トゥンバドーラ」と呼ばれています。
樽型に作られた木製の胴の上面に動物の皮が張られています。その大きさにより数種類あり、それぞれ小さいものからキント・セグンド(コンガとも呼ぶ)・トゥンバドーラ等の名前が付けられ、複数使用する場合はそれぞれに音程の高低をつけて使われます。また、ひとつの楽器のなかでも叩き方などで沢山の音色を使い分けることができ音量も豊富なため、古くは通信手段としても使用され、植民地時代には使用を禁じられていたという歴史もあります。
奏法
多くは素手で打面(皮)を叩いて演奏され、打面の端を指全体で押さえ込まずに叩く「オープン」と、指先で打面中央部を強く打つ「スラップ」、スラップにも叩いた後に押さえ込まない「オープンスラップ」、叩いた後に押さえ込む「クローズドスラップ」の種類があり、他にも「ベース」「クローズ」「モフ」「ヒール」「トゥ」など数々の奏法があります。
椅子に座って楽器を床に置く座奏と、立って楽器をスタンドによって上げる立奏が一般的で、カーニバルの際には肩から吊るして歩きながら演奏する場合もあります。
ジャンベ
マリ、ギニア、コートジボワール、ガーナなどの西アフリカを代表する打楽器で、ジンベ、ジェンベと呼ばれることもあります。 木製の胴の上部に山羊の皮を張った片面太鼓ですが、花器の形に似た胴は上部から中央部にかけて口径が狭くなっており、この打面中央部に他よりも共鳴胴の深さを設けた構造により低音の増強が計られています。(低音は打面中央部から、高音は打面端部から発せられています。)
奏法
コンガと同じく素手で演奏され、現地では主に儀式などで使われています。
音色に意味を持たせた宗教的な要素によりその音色は非常に多彩で、400種類以上とも言われます。
立奏・座奏ともに股に挟んで演奏するのが一般的で、立奏時には紐で肩から掛けて固定します。
カホン
ペルー発祥の打楽器で、古くはキューバの民族音楽で用いられてきました。
「カホン」とはスペイン語で「箱」「引出し(家具に用いられるもの)」という意味があります。
その名の通り、木製の箱の面を叩いて演奏する打楽器で、側面にはサウンドホールの穴がひとつ空いています。打面の裏には弦や鈴など仕込むことが多く、それにより独特のバズ音を得ています。
豊かな低音と、バズ音の効いた高音によりドラムセットの代わりに用いられたり、フラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアがアンサンブルに使用したことよりフラメンコの重要な伴奏楽器としても使われています。
楽器自体に座って演奏するペルー式と、椅子に座り、股に挟んで演奏するキューバ式の2つに大きく分かれます。
奏法
多くは楽器自体に座って素手で演奏され、中央部を叩くと低音、端部を叩くと高音を得られます。
コンガのようにスラップを使用したり、打面以外の面を叩くこともあります。
2018年03月7日
ピアノの歴史
楽器の王様といわれるピアノ、現在のピアノの原型を作ったのは、イタリアのクリストフォリです。クリストフォリは初めはチェンバロ職人でしたが、爪で弦をはじくチェンバロが強弱の変化に乏しいことを不満に思い、ハンマーが上り弦を打つハンマーアクションを考えました。これによりタッチによって音量を変化させることが出来るようになり、クリストファリはこの楽器を“ピアノもフォルテも出るチェンバロ”と名づけました。
ピアノとは、弱音、フォルテとは強音の意味ですが、この楽器を“ピアノフォルテ”と呼ぶようになり、更に略して“ピアノ”と呼ばれるようになりました。
ピアノの起源はダルシマーという打弦楽器から始まり、次にピアノの誕生に直接影響を与えたチェンバロとクラヴィコートがあげられます。クラヴィコードは弦を叩いて音を出し、チェンバロは音をひっかいて出す仕組みになっています。
チェンバロは、ピアノと似た形をしていますが、ピアノは弦を叩いて音を出すのに対してチェンバロは、弦をひっかいて音を出すというように、仕組みは全く異なっています。チェンバロ職人だったクリストフォリがチェンバロのボディーにハンマーアクションを組み込んだことによってピアノが生まれました。
当時この楽器は現在のピアノとは比較にならない程、簡単なものですが18世紀後半にはヨーロッパ各国に拡がり改良されました。
日本では、明治20年頃、浜松小学校のアメリカ製オルガンを修理した山葉寅楠氏が設立した、日本楽器製造株式会社(現在のヤマハ株式会社)がアップライトピアノの第一号を完成させました。初期のピアノの音域は5オクターブ半(61鍵程度)でしたが、19世紀中頃には、内部も改良され、作曲家や演奏家の要求により音域も拡げられました。
モーツァルト(1791年)は5オクターブ半のピアノをベートーヴェン(1827年没)は5オクターブ半のピアノに始まり、オクターブのピアノを弾いていたことになります。リスト、ショパン、シューマンの時代には7オクターブピアノが使用されました。
現在は88鍵のピアノが普及しています。ペダルは1783年に発明されました。つまりベートーヴェンの時代になってから完成したのです。ハイドン・モーツァルトらがピアノを弾いている古い絵画等には、ペダルがありません。研究に研究を重ね、1821年レペティションアクションが完成しました。
グランドピアノとアップライトピアノ大きなグランドピアノは、一般家庭での置き場所の問題等から発明されたのが、堅形ピアノ(アップライトピアノ)です。ピアノを縦に立てたコンパクトさにより、20世紀には、一般家庭に普及し大衆化に主役になりました。
ピアノはオーケストラのあらゆる楽器の音域を再現できる音域の広さを持っています。その最高音はピッコロ、チューバの最低音よりも低い音が出せます鍵盤を押せば誰でも音が出せるので多彩な音色のメロディーやハーモニーを楽しめることも大きな魅力です。しかし、構造が複雑なため専門の技術者による調律や調整を必要とします。
近年では、小型で軽く、ヘッドホォンを使えば夜中でも練習できる電子ピアノも広く普及しています。
2018年04月4日
ヴォーカル
ヴォーカルとは
楽器等を使って演奏するのではなく、自身の声で発する「歌詩」(言語として意味のある語句ではない場合もあります)に音程・リズム等を付けて音楽を表現する芸術です。
ギターやピアノなどの楽器を媒体とした表現とは違い、「自分の身体が楽器となる」ということが最大の特徴であり、器楽には無い「言葉」を使ったストレートな表現は大きな魅力と言えます。
呼吸法について
上記のように自身の身体、その中でも息を使った「声」を使うわけですから、あらゆるジャンルの歌唱の基本は呼吸法をマスターすることです。
身体の作りや声帯の形など、その理想の呼吸法には個人差がありますが、まずは正しい自然な呼吸法を身に付けなければなりません。
歌う時の呼吸というと、一般には空気が沢山ある方が良いように思い、多めに空気を吸い込みがちです。
しかし呼吸筋を沢山使ってしまうこの方法では結果柔らかい呼気を作れず、強く粗雑な呼気になってしまいますので、やや少なめに吸い込み、まずは力を抜いた発声を基本とするようにしましょう。
呼吸は基本的に胸式呼吸ではなく腹式呼吸で行います。腹式呼吸は音楽に関わらず、様々な分野で取り入れられている呼吸法です。修得するための書籍やメソッドも様々にありますので、歌う時の呼吸法として必ず身につけるようにしましょう。 呼吸に関係のある腹筋や背筋のスムーズな運動が発声の安定につながります。ヴォーカルにおける発声の基本は、腹式呼吸を力を抜いてスムーズに維持することだと言っても過言ではありません。
実践について
呼吸法を身につける際の練習と実際に歌っている時の大きな違いは、吸う際にかけられる時間の違いです。
歌っている時に、ゆっくり時間をかけて息を吸えるシーンはほとんどありません。結果、短い時間で一気に空気を吸い込むことになるのですが、これが呼吸筋を硬くして力を抜いた発声が出来なくなることがあります。
空気を吸い終わって発声する前に、少しだけ硬くなった呼気を吐き出してから発声すると呼吸筋の力が抜け、自由な発声がしやすくなります。
日常での意識
美しく豊かで力強い声を得る為には、日常の「息を吸い込む」ことと「吐き出す」ことに加え「息を保つ」ことが必要になってきます。
歌うことも日常で会話をすることも発声です。適度な空気を腹式呼吸で取り込み、維持しながら少しずつ吐き出し発声することを日常から意識すると腹筋も鍛えられ、発声によい影響を与えます。
2018年06月28日
三線とは・・・
三線とは、沖縄音楽には欠かせない伴奏楽器。三味線に形が似ている楽器で、沖縄三味線と呼ばれるおこともあります。しかし、沖縄の三線は本土の三味線とは、大きさも違えば材質も音も大きく異なる楽器です。
まず全長が短く、弦が太い。三味線はイチョウの葉の形をした撥で弾きますが三線は人差し指に爪をつけて弾きます。弦をバチで弾く本土の三味線と比べて三線は太い弦を爪(指で弾く人や、ギターのピックで弾く人もいます)で弾くため音が太く、やわらかいため人の声や、周りの自然にもよく調和する、あたたかい音色が沖縄三線の特徴となっています。
それでは、三線の歴史や構造、弾き方について見ていきましょう。
三線の歴史
三線は中国の「シャンセン」という楽器が当時、琉球と呼ばれていた沖縄に伝わったものが原型だとされています。当時、琉球は中継貿易が栄えており、中国(当時は「唐」)と親しく交易していました。その渡来船の貢ぎ物として三線が伝えられたと言われています。琉球時代のいつ伝わったのかは定かではありませんが、推測では13世紀から15世紀に伝わったと言われています。
その後、三線は、琉球で独自に発展し、17世紀頃には今の三線と似たようなものが作られています。その後、薩摩や江戸幕府との交流により、本土に伝わり三味線へと変形していったと考えられます。本土では、蛇の皮や黒木は手に入りにくかったので、猫や犬の皮を胴に張り、紅木、紫檀、花梨で棹をつくるようになり、三線とは違った音色に変わっていきました。
また、三味線のバチは三線が琉球から本土へ運ばれた祭に、爪を忘れてしまったので仕方なく当時(江戸時代)流行していた琵琶のバチを使ったことが始まり・・・なんて伝説もあります。このようにして、現在の三線は今でも多くの人々に愛される楽器へとなりました。
三味線の構造
三線は弦楽器です。弦は3本からなり、それぞれの弦の太さが異なります。一番太い弦を男弦(ウージナル)・二番目に太い弦を中弦(ナカジル)・一番細い弦を女弦(ミージル)と呼びます。
本体は胴と棹からなります。胴は、木製の木の筒に、ニシキヘビの皮を張ったもので、棹は木製で、漆を塗り重ねて作られています。本土の三味線と比べると棹の長さや胴が一回り小さくなっているのが特徴です。
三線、各部の名称 (その1)
三線、各部の名称 (その2)
三線の弾き方
1・ピック
右手は上から下へ弾きおろします。
2・バチ
三線独自のバチに人差し指を差し込んで親指と中指で支えます。
3・左手
人差し指の付け根を棹の窪に軽く当てます。
三線は、地域によって様々な弾き方が伝えられています。バチを使用する際は(古くから伝わる民謡の多くはバチが使用されています)人差し指をバチの穴に差し込んで・親指と中指で支えます。人差し指にはあまり力をいれず、親指と中指の両方の指でしっかりバチを支えるようにするのがポイントです。
左手は、人差し指の付け根を棹上部の窪に軽く添えて、棹を支えます。勘所(次項にて説明)を押さえる指は、厳密には決められていませんが、主に人差し指・中指・小指の三本を使っている地域が多いようです。
三線の準備と調弦
ウマの入れ方
弦を軽く持ち上げ、ウマを立てて入れます。ウマにはそれぞれの弦に溝があるので、はめていけば出来上がりです。
ウマの位置は猿尾から指三本分ほど空けましょう。ウマを外すときは、表面のへび皮が傷つかないよう必ずウマを寝かせてから外すようにして下さい。
調弦
三線の調弦には主に本調子・三下げ・二揚げ・一二揚げの四種類があります。これらの調弦は曲などで変化しますので覚えておくと便利です。また、糸巻きを回すときは、棹側に押し込みながら回しましょう。その時、あまり力を入れすぎると折れることがありますので十分注意しましょう。
調弦速見
※男絃が違う音になれば、他の弦も同様にスライドします。
(男絃がレの本調子ならば、中絃はソ、女絃はレという具合です。)
勘所(カンドコロ)と工工四(クンクンシー)について
三線の音階は、左手で何も押さえない開放弦(下表1、2、3)と、左手の指を使って押さえる音(下表4~15)によって作られます。この際、左手の指を使って押さえる場所を「勘所」と呼びます。
また、三線では「工工四」と呼ばれる独自の楽譜が使われています。
開放弦や勘所それぞれに下表のような名前が付いていて、弾く順番に表記されたものです。(音の無い部分はスペースになっています)
まずは工工四の表記と勘所を覚え、課題曲を弾いてみましょう。(課題曲はPDFでダウンロード出来ます)
五線譜 (本調子-男弦「ド」・中弦「ファ」・女弦「ド」の場合)
1・・・ ド |
4・・・ レ |
7・・・ ミ |
10・・・ ファ |
14・・・ ソ |
|
2・・・ ファ |
5・・・ ソ |
8・・・ ラ |
11・・・ シ♭ |
13・・・ シ |
15・・・ ド |
3・・・ ド |
6・・・ レ |
9・・・ ミ |
12・・・ ファ |
工工四 読み方
1 工(コウ) |
4 五(ゴ) |
7 六(ロク) |
10 七(シチ) |
14 八(ハチ) |
|
2 四(シ) |
5 上(ジョウ) |
8 中(チュウ) |
11 尺(シャク) |
13 尺♯ |
15 下老(シタロウ) |
3 合(アイ) |
6 乙(オツ) |
9 老(ロウ) |
12 下老(シタロウ) |
2018年06月28日
津軽三味線
三味線とは・・・
三味線とは、日本に古くから伝わる日本固有の伝統楽器です。
昔から民謡の世界で三味線は重要な役割を担い、民謡の唄い手の音程やテンポなどを忠実に引き立てる伴奏をする使い手が良い三味線使いだといわれてきました。
現在でも、三味線は唄の伴奏の従的な楽器として使われています。しかし、津軽三味線はこの枠からしだいにはずれて、単独で演奏できるように確立され、他の民謡三味線と大きく異なっていきました。使用する三味線も津軽三味線の方がひと回り大きく、演奏内容も即興(アドリブ)がメインになります。
三味線の歴史
遠くエジプトにあった「ネフェル」と言う楽器が三味線の原型とされています。古代エジプトの墳墓で見ることができる「ネフェル」(ノフル)は、3~1弦で胴に羊の皮が張られています。紀元後、ペルシャ(現イラン)に伝わり、「セタール」となった後、その道筋はトルコの「サズー」、西アジア・中央アジアに広く分布する「タンブール」・「タール」・「ラバーブ」など、シルクロードに沿って、各地に民族楽器として今も残っています。
これらの楽器は使用する音階によって可動できるフレットを巻いており、それぞれの地域独自の音階を出すことが出来、その土地々で特有の進化をしていきました。その後、モンゴル帝国が西~中央アジアを支配下においていた時代、モンゴル帝国を介して中国に楽器が持ち込まれ(何の楽器かは不明)、改良が加えられた末、フレットの無い棹や三本の弦を持つ、日本の三味線の構造に限りなく近い「シャンセン」という楽器が作られました。
そして、「シャンセン」が、琉球(今の沖縄)に伝わり「三線」へとなります。三味線が本土に伝わったのは1558~1596年頃、琉球との貿易の中、三線が大阪の堺に持ち込まれて三味線の原型となりました。三線の胴に使われていた蛇の皮は本土では入手できなかったため、作られる過程で猫の皮を代用したことで今の三味線になっていきました。また、三味線にも様々な種類があり、津軽三味線は寒い北国に合わせて胴に犬の皮を貼っています。
三味線の構造
三味線は、三つの弦による旋律と、皮を張った胴を撥で弾く(叩く)打楽器的表現を持った楽器です。棹は上棹・中棹・下棹の3つの部分からなり、フレットはありません。天神の上駒には独特のうなり音をだす「サワリ」という構造(サワリ山・サワリ溝)があり、演奏する度にサワリ山・サワリ溝に振動が伝わりうなり音が起こります。その響きは2・3弦にも影響をあたえます。
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三味線を弾く前の準備と調弦
糸のかけ方1
図1のように糸の先端A(金や銀の色が着いているほう)を緒根に入れます。次に図2のように輪を作り、輪のB点を押さえてひねり、図3のように緒根にかぶせます。そして、図4のようにAを指先でつまみ、固定してCを矢印の方に引いて結びます。
糸のかけ方2
緒根にかけた糸は、おらないように伸ばし図5のように糸巻きの穴に通して結びます。そして、図6のように螺旋状にまきます。
糸巻きのしめ方
図7・8のように糸巻き中央に力を入れ回し、親指と小指でしめて行います。
駒のつけ方
胴の端より、指が2~3本入るぐらいの位置に置きます。駒の付け外しは、糸を指で持ち上げて駒を割らないように行います。
調弦
三味線の調弦には主に本調子・ニ上がり・三下りの三種類があります。これらの調弦は曲などで変化しますので覚えておくと便利です。
調弦早見表
一の糸 |
ニの糸 |
三の糸 |
|
本調子 |
ド |
ファ |
ド(一の糸の1オクターブ上の音) |
二上り |
ド |
ソ |
ド(一の糸の1オクターブ上の音) |
三下り |
ド |
ファ |
シ♭ |
※一の糸が違う音になれば、他の弦も同様にスライドします。
(一の糸がレの本調子ならば、ニの糸はソ、三の糸はレという具合です。)
勘所(カンドコロ)と文化譜(ブンカフ)について
三味線の音階は、左手で何も押さえない開放弦と、左手の指を使って押さえる音によって作られます。この際、左手の指を使って押さえる場所を「勘所」、全ての弦で勘所として使われる縦の列(下表1~19)を「ツボ」と呼びます。
また、三味線では「文化譜」と呼ばれる独自の楽譜が使われています。
開放弦を0、ツボそれぞれに下表のような数字が割り当てられており、弾く順番に表記されたものです。
使う弦は下方線を一の糸(太い糸)・中央線を二の糸・上方線を三の糸(細い糸)とし、長い音は数字に○、短い音は数字の下に線を引いて区別されています。(文化譜の例参照)
まずは文化譜の表記と勘所を覚え、課題曲を弾いてみましょう。(課題曲はPDFでダウンロード出来ます。)
五線譜(本調子-一の糸が「ド」の場合)
0:ド |
1:ド♯ |
2:レ |
3:レ♯ |
♯:ミ |
4:ファ |
5:ファ♯ |
6:ソ |
7:ソ♯ |
8:ラ |
9:ラ♯ |
10:ド |
11:ド♯ |
12:レ |
13:レ♯ |
14:ファ |
15:ファ♯ |
16:ソ |
17:ソ♯ |
18:ラ |
19:ラ♯ |
※ここでは、一の糸のみ表記します。
文化譜の例
2018年05月19日
どうも!
プラスミュージックスタッフなつみです♪
先日、えりこ先生と
観葉植物を選びに行ってきました(❃ӦωӦ)ノ
あれも可愛い!これも可愛い!
って気がつけば
大きな車の中がジャングルに。笑
プラスミュージックに
可愛い植物たちが仲間入り~ヽ(*゚∀゚*)ノ
ん~♡
みどりって癒される~♡
2018年03月1日
レッスン前にいちご大福で
エネルギーチャージ☆!!笑
えりこ先生と最近気になっていたプラスミュージックの近くにできた大福屋さんへ(^^)♪
レッスン前の生徒さんたちのエネルギーチャージにっ☆
これでレッスン頑張ってねっ♡笑
2018年12月17日
クリスマスまで後一週間!
クリスマスモードのプラスミュージックも後一週間!!
教室の中にはツリーも飾ってますので、是非ツリーを見に教室までいらしてください(^^)