最近の投稿
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
大阪の音楽教室なら+Music(プラスミュージック)心斎橋教室 無料体験目的に合わせたレッスンコースもございます。
2018年04月4日
ヴォーカル
ヴォーカルとは
楽器等を使って演奏するのではなく、自身の声で発する「歌詩」(言語として意味のある語句ではない場合もあります)に音程・リズム等を付けて音楽を表現する芸術です。
ギターやピアノなどの楽器を媒体とした表現とは違い、「自分の身体が楽器となる」ということが最大の特徴であり、器楽には無い「言葉」を使ったストレートな表現は大きな魅力と言えます。
呼吸法について
上記のように自身の身体、その中でも息を使った「声」を使うわけですから、あらゆるジャンルの歌唱の基本は呼吸法をマスターすることです。
身体の作りや声帯の形など、その理想の呼吸法には個人差がありますが、まずは正しい自然な呼吸法を身に付けなければなりません。
歌う時の呼吸というと、一般には空気が沢山ある方が良いように思い、多めに空気を吸い込みがちです。
しかし呼吸筋を沢山使ってしまうこの方法では結果柔らかい呼気を作れず、強く粗雑な呼気になってしまいますので、やや少なめに吸い込み、まずは力を抜いた発声を基本とするようにしましょう。
呼吸は基本的に胸式呼吸ではなく腹式呼吸で行います。腹式呼吸は音楽に関わらず、様々な分野で取り入れられている呼吸法です。修得するための書籍やメソッドも様々にありますので、歌う時の呼吸法として必ず身につけるようにしましょう。 呼吸に関係のある腹筋や背筋のスムーズな運動が発声の安定につながります。ヴォーカルにおける発声の基本は、腹式呼吸を力を抜いてスムーズに維持することだと言っても過言ではありません。
実践について
呼吸法を身につける際の練習と実際に歌っている時の大きな違いは、吸う際にかけられる時間の違いです。
歌っている時に、ゆっくり時間をかけて息を吸えるシーンはほとんどありません。結果、短い時間で一気に空気を吸い込むことになるのですが、これが呼吸筋を硬くして力を抜いた発声が出来なくなることがあります。
空気を吸い終わって発声する前に、少しだけ硬くなった呼気を吐き出してから発声すると呼吸筋の力が抜け、自由な発声がしやすくなります。
日常での意識
美しく豊かで力強い声を得る為には、日常の「息を吸い込む」ことと「吐き出す」ことに加え「息を保つ」ことが必要になってきます。
歌うことも日常で会話をすることも発声です。適度な空気を腹式呼吸で取り込み、維持しながら少しずつ吐き出し発声することを日常から意識すると腹筋も鍛えられ、発声によい影響を与えます。